米国のボクシングスター、ライアン・ガルシアが、2階級4団体統一王者の井上尚弥との将来的な対決をぶち上げた。日本時間1月31日朝にはメディアに報じられ、国内外で話題となった同発言だが、両者の対戦はそもそも実現性はあるのか。 その井上 vs. ガルシアの実現性について、かつて行われた階級違いのスーパースター対決を比較対象に、名門『The Ring』誌(リングマガジン)元編集人で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが分析する。
Tom Gray
『ジ・アメージングボーイ』寺地拳四朗が挑む15度目の世界戦が1月23日(火)、エディオンアリーナ大阪で行われる。挑戦者のカルロス・カニサレスに、日本が誇る2団体統一王者を脅かすチャンスはあるのか? 大手ブックメーカーのオッズを踏まえ、名門『The Ring』誌(リングマガジン)元編集人で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが勝敗を予想する。
寺地拳四朗は現WBC/WBA世界ライトフライ級統一王者であり、素晴らしいボクサーとして評価を受けている。では、パウンド・フォー・パウンドのリストに名を連ねるにはどうすればよいのだろうか、本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが考察する。
1月23日(火)、那須川天心が大阪の地でボクシング転向第3戦を迎える。2018年のフロイド・メイウェザーとのエキシビションマッチでは失態を演じたものの、プロボクサー転向後から着実に成長を遂げ、そのポテンシャルを試合毎に示している。名門『The Ring』誌(リングマガジン)元編集人で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが、那須川の可能性について考察する。
寺地拳四朗の2024年のゴールは、最高の対戦相手を迎え、さらなるベルトを手に入れること。1月23日(火)にタフな挑戦者、カルロス・カニサレスを迎え討つ寺地に本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが話を聞いた。
日本が誇る『アメージング・ボーイ』寺地拳四朗は、ライトフライ級で14勝1敗と圧倒的な成績を残してきた。フライ級への転向も噂される寺地を待ち受ける対戦相手はいったいどんな選手たちなのか。名門『The Ring』誌(リングマガジン)元編集人で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが、フライ級での対戦候補と目される3人のファイターを紹介する。
年間最高試合、年間最高トレーナー、年間最大番狂わせ、そして年間最高ノックアウト。スポーティングニュース(TSN)が選ぶ2023年度ボクシング最高の瞬間──オシャキー・フォスター vs. エドゥアルド・エルナンデスからエイドリアン・クリエルがやってのけたシベナティ・ノンティンガ戦の2回KO勝利までを紹介する。
テレンス・クロフォード、井上尚弥ともに2023年は素晴らしい戦いを見せ、4団体統一王者に上り詰めた。それでも、PFPのトップに立てるのは1人だけ。クロフォードと井上、現時点で果たしてどちらが上なのかを、名門『The Ring』誌(リングマガジン)元編集人で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが分析する。
12月26日に井上尚弥がスーパーバンタム級4団体王座統一に成功したあと、次に誰と対戦するのか、階級違いの猛者たちを含めたその候補者について、喧々諤々の議論が世界で巻き起こっている。その中でも最も有力な候補となっている「ルイス・ネリ」と、日本ボクシング界や井上との因縁を踏まえ、試合が実現するのか、名門『The Ring』誌(リングマガジン)元編集人で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが分析する。
12月26日(火)、東京・有明で行われるスーパーバンタム級の4団体王座統一戦で、井上尚弥はフィリピンのサウスポー、マーロン・タパレスを相手に新たな歴史を刻むことができるか。名門『The Ring』誌(リングマガジン)元編集人で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが、この試合のオッズ、勝敗予想を紹介する。
これまで十分な実績を挙げているにもかかわらず、WBAスーパー/IBF世界スーパーバンタム級王者マーロン・タパレスは、対抗王者である井上尚弥との4団体統一戦(12月26日、有明アリーナ)で圧倒的な不利を予想されている。ここでは、その理由と番狂わせの可能性を名門『The Ring』誌の元編集人で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイ分析する。
2012年のプロ入り以来、4つの階級で数々の世界タイトルを手にしてきた井上尚弥。その勢いは止まるところを知らないどころか、さらに増すばかりだ。果たして『ザ・モンスター』はどこまで行くのだろうか? 12月26日(火)、スーパーバンタム級制圧をかけて対抗王者マーロン・タパレスとの統一戦を迎える井上だが、その驚異的なキャリアはどの階級まで突き進むのか。名門『The Ring』誌(リングマガジン)元編集人で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが考察する。
12月26日(火)、いよいよ井上尚弥がスーパーバンタム級世界4団体王座統一戦に臨む。マーロン・タパレスは強敵だが、その先に待つであろう猛者たちとの階級を越えたマッチアップについての議論が業界関係者やファンの間でかわされている。では、実際にその実現性はどうなのか。名門『The Ring』誌(リングマガジン)編集人で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが、噂される5人のファイターが誰か。そしてそのマッチアップの実現性を踏まえて紹介する。
テレンス・クロフォードと井上尚弥、2人のスーパースターの体重差を考えれば、直接対決は現実的ではない。それだけにパウンド・フォー・パウンドNo.1の座に輝くのはどちらか、この年末に井上が挑む4団体統一王座戦の結果に注目が集まる。
現地時間12月9日に防衛戦を控える現WBO世界フェザー級王者ロベイシ・ラミレスと、パウンド・フォー・パウンド最強のひとりである井上尚弥は、近い将来に拳を交えるのか。若きキューバの星であるラミレスはモンスターとの対決が期待される強豪の一角だが、スポーティングニュースはその実現可能性を探ってみた。名門『The Ring』誌(リングマガジン)元編集人で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが検証する。
ショータイム・ボクシングは1986年に始まり、何人もの偉大なボクサーたちの試合を開催してきた。マイク・タイソン、イベンダー・ホリフィールド、フロイド・メイウェザーら名だたる拳聖たちが彩った37年の歴史を持つ『ショータイム・ボクシング』の名勝負トップ5を、名門『The Ring』誌(リングマガジン)元編集人で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイがピックアップした。
9月18日、寺地拳四朗は東京において元2階級世界王者のヘッキー・ブドラーを圧倒し、あらためてライトフライ級での無双ぶりを見せつけた。スポーティングニュースでは格闘技専門チームのメンバーから意見を集め、独自のライトフライ級トップ12リストを作成した。
寺地拳四朗は、ライトフライ級の2つの世界王座とThe RIng誌認定王座の保持者としての素晴らしい実績を持ちながら、いまだ井上尚弥を尊敬し、そして彼の国際的な成功に続きたいと願っている。スポーティングニュースは『アメージング・ボーイ』からその思いを聞いた。
その差は7パウンド=3.18kg。寺地拳四朗と中谷潤人による日本人王者対決は、実現すれば日本ボクシング史でも屈指の一戦となるだろう。名門『The Ring』誌(リングマガジン)出身で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが2人のチャンプによる対決の可能性を考察する。
ボクシング史上最も強力なパウンド・フォー・パウンド・リスト入りも近い、WBO世界スーパーフライ級王者・中谷潤人。9月18日のアルヒ・コルテス戦で初防衛を果たした暁には、さらなる実力者との対決が期待される。井上尚弥に続くノックアウトアーティストとして評価される中谷の次戦候補について、名門誌『The Ring』(リングマガジン)出身で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが予想する。
寺地拳四朗は、9月18日、有明アリーナでWBC・WBA世界ライトフライ級王者としてヘッキー・ブドラーの挑戦を受ける。日本人では井上尚弥に続くアンディスピューテッド王者を目指す寺地だが、残すは王座はあと2つとなっている。寺地が突き進む同級史上初となる4団体統一への道について、名門誌『The Ring』(リングマガジン)出身で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが解説する。
9月18日(月・祝)のタイトル防衛戦を間近にする寺地拳四朗と中谷潤人は、試合の度に日本最高のファイターとしてパウンド・フォー・パウンドでの認知度を高めている。では現時点で日本人だけに限ったリストなら、寺地と中谷の実力はどこに位置するのか。名門誌『The Ring』(リングマガジン)出身の本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが総括する。
現地時間8月26日に行われた世界ヘビー級3団体統一王者オレクサンドル・ウシクがダニエル・デュボアを9回TKOで下し、防衛に成功した。しかし、ウシクがダウンを喫した5ラウンドの出来事が論争となっている。ウシクがダウンしたとき何があったのか、名門誌『The Ring』(リングマガジン)出身で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが徹底解説する。
オレクサンドル・ウシクが統一王座を防衛するか、ダニエル・デュボアが劇的なアップセットを引き起こすか。日本時間8月27日にポーランドで行われる、この注目の一戦のオッズ、勝敗予想を紹介。
近年のプロボクシング界にはびこる「パフォーマンス増強ドラッグ」(PED)問題。ここ数年、PED違反により注目カードが中止か延期となり、あるいは急遽代役を立てた試合が頻発し、ファンの興を削ぐ事態が起こっている。業界を横断的に総括する組織がない故に、罰則も曖昧な形で下されており、構造的な問題を抱えている。このPED問題について、『The Ring』誌(リングマガジン)出身で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが、過去の事例とともに解説する。
7月25日の夜、井上尚弥がWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトンを強烈な猛打で撃破したことで、各国・各メディアの制定するパウンド・フォー・パウンド・ランキングはそれぞれ更新を避けられない事態となった。本誌スポーティングニュース選出P4Pランキングも例に漏れず更新された。名門誌『The Ring』(リングマガジン)出身で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが解説する。
スティーブン・フルトン vs. 井上尚弥の決戦2日前、フルトン陣営が井上のバンデージの巻き方について『スタッキング』を示唆する発言を行ったことで騒動となった。すでに国際ルール準拠の巻き方を採ることで決着したが、フルトン陣営はなぜ問題視したのか。このバンデージ(ハンドラッピング)問題について、名門誌『The Ring』(リングマガジン)出身で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが、核心となる『スタッキング』と過去の不正事例について解説する。
日本ボクシングの歴史は長く、この国の史上最高ボクサーを決めることは容易なことではない。3階級世界王者の井上尚弥はすでにその頂点に立ったのだろうか。名門誌『The Ring』(リングマガジン)出身で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが、井上の成長を注視してきた業界人のひとりとして、この世界的な議論にひとつの解釈を示す。
7月25日にWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトンに挑む井上尚弥と、9月の初防衛戦を控えるWBO世界スーパーフライ級王者の中谷潤人。戦績は2人合わせて49勝0敗、40KO。ともに世界ボクシングで指折りのファイター同士、究極の日本人対決をファンは見ることができるか。しかし、現段階でこの日本人対決の実現性はどうなのか。井上 vs. 中谷がまだ「ファンタジー」の域を出ない理由を、名門誌『The Ring』(リングマガジン)出身で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが解説する。
去る6月6日、WBA(世界ボクシング協会)は、4月にWBA・IBF世界スーパーバンタム級王者となったマーロン・タパレスと、7月25日のWBC・WBO同級王者スティーブン・フルトン vs. 井上尚弥の勝者との4団体統一王座戦を承認した。タパレス自身もこの試合に合わせて来日し、生で視察する予定だ。2023年内にも同級史上初のアンディスピューテッド王者が誕生する可能性が高まった背景について、名門誌『The Ring』(リングマガジン)出身で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが解説する。
無敗のスーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトンは、井上尚弥戦で圧倒的不利を伝えられている。キャリア最大の大一番を前にしたこのフィラデルフィアの英雄に秘策はあるだろうか? 名門誌『The Ring』(リングマガジン)出身で、本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイがフルトンの勝機を占う。
2023年7月末、2つの注目カードが立て続けに開催される。25日にはWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン vs. 井上尚弥、そして29日にはエロール・スペンス・ジュニア vs. テレンス・クロフォードの世界ウェルター級4団体統一王座戦が行われる。モンスター井上の新章、ボクシングファンが長年待たされたウェルター級頂上対決。甲乙つけ難いカードだが、名門誌『The Ring』(リングマガジン)出身で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが、どちらが「スーパーファイト」にふさわしいのか分析する。
6月24日(土)、WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが行われる。王者ジョシュア・フランコ、挑戦者の井岡一翔の間に圧倒的実力差はないが、有利不利の要素はいくつか見いだせる。スポーツベッティングが盛んな海外ブックメーカーでのオッズからこの試合の行方を占っていく。名門誌『The Ring』(リングマガジン)出身で本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイが解説する。
井岡一翔は日本人として初の男子4階級世界王者である。中谷潤人はまだ成長の途上にあるが、すでに世界トップファイターのひとりであると認められている。井岡陣営の意向で幻となった両者の対決だが、6月24日のあと、将来再び対戦の交渉テーブルで向き合うことになるのか、現実的な実現性はどうなのかを探る。
ボクシング界はヘビー級のようにトップ戦線が長らく膠着した階級もあれば、それとは逆に新陳代謝が活発な階級もある。その階級のひとつがフェザー級だ。日本人では阿部麗也(KG大和)がこの「126ポンド=57.153kg」階級のトップ戦線に食い込むなど、注目すべきタイミングに来ている。スポーティングニュース独自のフェザー級ボクサー最強トップ12のリストを作成した。
4団体統一王者デビン・ヘイニーを筆頭に、2023年現在のライト級は間違いなく世界のボクシングで最も多士済々の階級である。スポーティングニュース独自のライト級ボクサー最強トップ12のリストを作成した。
ディミトリー・ビボルは、カネロ・アルバレスから提案された再戦案を一蹴し、WBA世界ライトヘビー級王者として、改めて4団体統一戦を目指す方針を固めた。だが、3本のベルトを持つアルツール・ベテルビエフとのマッチアップには解決が難しい障害があるという。スポーティングニュースはそんなビボルに独占インタビューに成功した。パート2では、ビボル自身がロシア人であるが故に熱望するベテルビエフとの対戦に立ち塞がる政治的障壁や、プランBとなる対戦者候補たちについて語った。
2022年5月、大方の予想を覆し、カネロ・アルバレスに土をつけ、ボクシング界に衝撃を与えたディミトリー・ビボル。WBA世界ライトヘビー級王者として、何よりひとりのファイターとして評価されるキッカケにもなった。スポーティングニュースはそんなビボルに独占インタビューに成功した。そのパート1では、刺激的な次戦が期待されるなか、取り沙汰されるカネロとの再戦について語ってくれた。
ボクシング界は今、賛否両論のYouTuberボクサー参入、井上尚弥ら4団体統一王者の誕生や新たな挑戦などで活況だが、花形であるべきヘビー級戦線だけは同じ顔ぶれがヘッドライナーに居座り代わり映えしない風景となって久しく、誰が最も強いのかも不明瞭だ。そこでスポーティングニュースでは世界中に散らばるボクシング担当ライターと編集者の意見をまとめ、独自のヘビー級ボクサー最強トップ12のリストを作成してみた。
日本時間4月9日、WBA・IBF世界スーパーバンタム級王者ムロジョン・アフマダリエフが、指名挑戦者のマーロン・タパレスとの防衛戦に臨む。強敵相手の防衛戦の先には、井上尚弥 vs. スティーブン・フルトン戦の勝者との4団体統一戦を見据えている。
タイソン・フューリーとオレクサンドル・ウシクの4月決戦がまたしても消滅し、ボクシング界は大混乱に陥った。今回、4団体統一戦が決裂に至った理由と、今後ウシクと戦わないことを選んだ場合の「ジプシー・キング」の対戦候補について、ボクシング名門誌『The Ring』出身のTSN格闘技部門副編集長トム・グレイが解説する。
スポーティングニュースの新シリーズ「キャリア最高の勝利(My Sweetest Victory)」へ、ようこそ。現役または伝説となったボクサーたちが自らのキャリアを振り返り、自身にとって最高の勝利を得た試合について語り、実際に戦ったものにしか分からない秘密が明らかにされる。ラリー・ホームズにとっての「最大の勝利」をホームズ氏自身によって語ってもらった。
4.29英国決戦で同意報道があったWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英国) とWBAスーパー・IBF・WBO同級統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)のヘビー級4団体統一王座戦。その内定報道前には、ファイトマネー分配率で交渉が難航。3本のベルトを持つウシク側は勝者60・敗者40という分配率を主張していたが、本誌格闘技部門副編集長トム・グレイは「暴論」と断じた。その理由とは?
3月4日(日本時間5日)、カリフォルニア州オンタリオのトヨタ・アリーナにおいて、元世界チャンピオン同士であるブランドン・フィゲロア(米国)とマーク・マグサヨ(フィリピン)によるWBC世界フェザー級暫定王座決定戦が行われる。業界屈指のベイビーフェイスを持つフィゲロアは、唯一の黒星の相手フルトンとの再戦や、5月実現が濃厚のフルトン vs. 井上戦についても持論を本誌に語った。
2月25日、フロイド・メイウェザーが2023年最初のエキシビションマッチとして、アーロン・チャルマーズをロンドンで対戦し、大金を稼いだ。スポーティングニュースではボクシング史上に残る偉大なチャンピオンたちが行ったエキシビションの数々を振り返ってみた。
現地時間2月18日、ルイス・ネリ(メキシコ)が、アザト・ホバニシアン(アルメニア)とのWBC世界スーパーバンタム級王座挑戦者決定戦(米カリフォルニア州、フォックスシアター・ポモナ)を11回TKOで制し、5月に対戦濃厚なWBC・WBO同級王者スティーブン・フルトンと井上尚弥のライバルに浮上した。本誌格闘技部門副編集長のトム・グレイ(Tom Gray)は、井上との対戦につきまとう『障害』について懸念しつつも、悪童ネリと敗れたホバニシャンの試合を「世紀の一戦級」と好評価する──
現在の女性(女子)ボクシング界はかつてないほど強者がひしめいた戦国時代であり、その勢いが衰える兆候は見えない。スポーティングニュースでは独自の女性ボクシング版パウンド・フォー・パウンド(PFP/P4P)のリストを作成してみた。
Daniel Yanofsky
2023年に実現が望まれているボクシングの試合はどんなカードなのか? 井上尚弥のスーパーバンタム級初戦は? タイソン・フューリーとオレクサンドル・ウシクのヘビー級4団体統一戦は? 今後12か月間にブッキングされる可能性のあるカードを、本誌ボクシング部門副編集長のトム・グレイ(Tom Gray)と格闘技エキスパートのダニエル・ヤノフスキー(Daniel Yanofsky)が紹介する。
世界で最も優れたパウンド・フォー・パウンド・ファイターを選ぶとなると、意見はさまざまで、批判を免れることはできない。しかし、スポーティングニュースは、あえてこの伝統的な争いに加わり、現時点のボクシング最強ランキングを制定する。
様々な注目すべきマッチアップが実現した2022年のボクシングシーン。日本では井上尚弥がアジア人初の4団体統一に成功したが、世界ではカネロを撃破したドミトリー・ビボルのブレイクから、オレクサンドル・ウシクやワシル・ロマチェンコのリング内外での感動的なパフォーマンスなどが話題をさらった。スポーティングニュース(The Sporting News)では、初の試みとして、各部門にわけてボクシング年間賞を贈る。
名だたるボクサー自身の会心の勝利とは如何なるものなのか。スポーティングニュースはシリーズ連載「キャリア最高の勝利」で、そんな貴重な話を当人に深掘りしていく。今回は、WBC王者としてヘビー級戦線を牽引するタイソン・フューリーに、キャリア最高のベストバウトといえるデオンテイ・ワイルダーとのトリロジー決着戦について聞いた。英国で取材を行う本誌ボクシング部門副編集長トム・グレイ(Tom Gray)が伝える。
12月13日、WBO世界バンタム級王者ポール・バトラーは、世界から『モンスター』として恐れられるWBAスーパー・WBC・IBF同級王者の井上尚弥に立ち向かう。多くのファンや専門家は、バトラーの勝利のチャンスは、ヘビに対するハムスターと同じくらいの確率だと辛辣な意見を交わしている。そうした声があるなか、井上のかつてのライバル、ノニト・ドネアはどう予想するのか。
10年のキャリアで対戦相手をことごとく撃破してきた『モンスター』こと井上尚弥。スポーティングニュースは、ノニト・ドネア、ジェイソン・モロニー、カール・フランプトンらに、この無敵のバンタム級スターへの意見を求めた。
12月13日(火)東京・有明アリーナで、WBAスーパー・WBC・IBF世界バンタム級統一王者、井上尚弥との4団体統一戦に臨む、WBO同級王者の英国人ファイター、ポール・バトラー。スポーティングニュースは、6日から来日し、都内のホテルに滞在する英国人ファイターにオンラインでの独占インタビューに成功。取材した本誌トム・グレイ(Tom Gray)記者が一問一答を伝える。
12月13日、ポール・バトラーが『モンスター』井上尚弥からWBA・WBC・IBFの世界タイトルをもぎ取るアップセットが実現すれば、この先のボクシング界でもほとんど起こり得ない事件となるだろう。英国の誇り高きWBO世界バンタム級王者は、自身の不利なオッズの数字をあげるためだけに日本に来たわけではないと語った。
多くのスポーツ選手にとって、キャリアのなかで会心の勝利というものがあるだろう。スポーティングニュースでは「キャリア最高の勝利」と題してシリーズ連載をスタートする。晴れある第一弾となるのは、マイク・タイソン最大のライバルだった、イベンダー・ホリフィールドだ。本誌はそんなホリフィールド氏のインタビューに成功。トム・グレイ(Tom Gray)記者が伝える。