6月25日(水)、浦和競馬場でJpn1さきたま杯(ダート1400メートル)が行われる。Jpn1格上げ初年度だった昨年はダート王者のレモンポップが堂々と勝利を挙げた。
今年は2月のG1・フェブラリーSを制したコスタノヴァ(牡5、木村)が参戦。他にも5月のJpn1かしわ記念を制し、昨年同レース3着からの逆襲に燃えるシャマル(牡7、松下)など地力あるメンバーが名を連ねた。
ここではさきたま杯のレース情報、出走馬の枠順、過去10年の勝ち馬を紹介する。
さきたま杯2025のレース情報
- レース名:さきたま杯(Jpn1)
- 日程:2025年6月25日(水)
- 場所:浦和競馬場
- 開催:第11レース
- 出走時刻:18時50分
- コース:ダート1400メートル(左回り、コーナー4つ)
- 1着賞金:8000万円
さきたま杯2025の枠順
今年は12頭が出走する。所属の内訳は中央から5頭、地方から7頭となった。
枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 調教師 |
1 | 1 | エンペラーワケア | 牡5 | 57.0 | 川田将雅 | 栗東・杉山晴 |
2 | 2 | シャマル | 牡7 | 57.0 | 川須栄彦 | 栗東・松下 |
3 | 3 | コスタノヴァ | 牡5 | 57.0 | ルメール | 美浦・木村 |
4 | 4 | マーブルマカロン | 牝5 | 55.0 | 笹川翼 | 大井・藤田 |
5 | 5 | ムエックス | 牡7 | 57.0 | 張田昴 | 船橋・張田 |
5 | 6 | アウストロ | 牡5 | 57.0 | 秋元耕成 | 浦和・小澤 |
6 | 7 | オメガレインボー | 牡9 | 57.0 | 野畑凌 | 浦和・小久保 |
6 | 8 | ヘリオス | セ9 | 57.0 | 吉原寛人 | 岩手・千葉幸 |
7 | 9 | チカッパ | 牡4 | 57.0 | 武豊 | 栗東・中竹 |
7 | 10 | タガノビューティー | 牡8 | 57.0 | 石橋脩 | 栗東・西園正 |
8 | 11 | ティントレット | 牡4 | 57.0 | 矢野貴之 | 大井・荒山 |
8 | 12 | サヨノグローリー | 牡7 | 57.0 | 澤田龍哉 | 浦和・工藤 |
さきたま杯2025展開予想
内枠に入ったシャマルが逃げる。最内枠のエンペラーワケア、外枠のティントレットは逃げ馬を見る形におさまる。コスタノヴァ、チカッパはスタート直後は中団追走で、徐々に位置を上げていくだろう。
さきたま杯 過去10年の勝ち馬とデータ
過去10年の勝ち馬は以下の通り。(2023年以前はJpn2としての開催)
年 | 馬名 | 性齢 | 人気 | 勝ち時計 | 騎手 | 調教師 |
2024 | レモンポップ | 牡6 | 1 | 1分26秒7 | 坂井瑠星 | 美浦・田中博 |
2023 | イグナイター | 牡5 | 7 | 1分25秒3 | 笹川翼 | 兵庫・新子 |
2022 | サルサディオーネ | 牝8 | 5 | 1分25秒3 | 矢野貴之 | 大井・堀 |
2021 | アルクトス | 牡6 | 1 | 1分24秒9 | 田辺裕信 | 美浦・栗田 |
2020 | ノボバカラ | 牡8 | 7 | 1分25秒8 | 森泰斗 | 栗東・森秀 |
2019 | ウインムート | 牡6 | 4 | 1分25秒3 | 和田竜二 | 栗東・加用 |
2018 | サクセスエナジー | 牡4 | 1 | 1分26秒2 | 松山弘平 | 栗東・北出 |
2017 | ホワイトフーガ | 牝5 | 3 | 1分25秒7 | 蛯名正義 | 美浦・高木 |
2016 | ソルテ | 牡6 | 2 | 1分25秒9 | 吉原寛人 | 大井・寺田 |
2015 | ノーザンリバー | 牡7 | 1 | 1分26秒7 | 蛯名正義 | 栗東・浅見 |
過去10年の勝ち馬からの分析
年齢を見ると、6歳以上が7勝を挙げている。ダート重賞らしく、経験豊富な馬に軍配が上がりやすい。
また、1番人気が4勝に対し、4番人気以下からも4勝の勝ち馬が出ている。コースがトリッキーな小回り競馬の浦和競馬場だからこその結果だと考えられる。人気薄での勝利馬はいずれも4角4番手以内の位置取りだった。今年も先行脚質で結果を残している馬、スタートの上手な馬などを積極的にチェックしたい。