「今まで見た中で最もひどい」ドジャース・ロバーツ監督の采配にファン怒り 選手側への苦言も「また打ち込まれた」

柴田雅人 Masato Shibata

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ロサンゼルス・ドジャースは日本時間9日に行われたディビジョン・シリーズ(DS)第3戦で、フィラデルフィア・フィリーズに2-8で敗れた。シリーズ突破はお預けとなったが、ドジャースファンは単に負けたこと以上に、デイブ・ロバーツ監督が不可解な采配を見せたことに不満を抱いているようだ。米メディア『クラッチポインツ』が報じている。

ファンの不満の矛先となっているのは、リリーフ要員としてDSからロースター入りしているクレイトン・カーショーの扱い。ロバーツ監督は1-3と2点ビハインドの7回表、ジャック・ドレーヤーに代えカーショーを投入。結果的には無失点に抑えたが、無死一、二塁のピンチを招くなど不安定な投球だった。

ただ、ロバーツ監督は他投手を温存したい思惑もあったのか、点差変わらず迎えた8回表もカーショーを続投させる。すると、カーショーはJ.T.リアルミュート、カイル・シュワーバーにそれぞれ本塁打を打たれるなどして一挙5失点(自責4)。これで試合の大勢は決してしまった。

完全に裏目に出る形となったロバーツ監督のカーショー続投について、同メディアはまず「将来殿堂入りするであろうカーショーは、同世代最高の投手の一人として歴史に名を残すだろう。しかし、彼のポストシーズンでの成績はやや物足りないものがある。DS第3戦に臨む前の時点で、彼のポストシーズン通算成績は39登板、13勝13敗、防御率4.49、WHIP1.111だった。そして、3度のサイ・ヤング賞受賞者はまたしても打ち込まれた」と、カーショーは同じ失敗を繰り返したと苦言を呈した。

続けて、「信じられないことに、ロバーツ監督は37歳のカーショーを8回も投げさせた。彼は9人の打者と対戦し、フィラデルフィアは8-1と圧倒的なリードを奪った」とロバーツ監督の判断を疑問視。

その上で、ファンの間では「ロバーツ監督が8回にカーショーを続投させたのは一体どういう考えだったのか、心から、正直に、そして本当に知りたい」、「カーショーが長年ドジャースにとってどれほど重要な存在であったか、それを考えれば、ロバーツ監督が彼をマウンドに残してこんな恥をかかせるとは、なんてひどいことをしたんだ」、「ロバーツ監督がカーショーに究極の『クソ野郎』をぶちまけた。今まで見た中で最もひどいマネジメントのひとつだ」といった声が挙がっていることを伝えている。

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柴田雅人 Masato Shibata

スポーティングニュース日本版スポーツコンテンツライター。福岡県出身。幼少期から相撲、野球、サッカーを中心に幅広くスポーツを観戦。大学卒業後からライター活動を開始し、主にスポーツ記事の企画立案、取材、執筆などに携わる。現在もスポーツ観戦が一番の趣味で、複数競技を同時に視聴することもしばしば。