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マリナーズのキャル・ラリーが2本のホームランでジョニー・ベンチ氏の記録を55年ぶりに更新

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

マリナーズのキャル・ラリーが2本のホームランでジョニー・ベンチ氏の記録を55年ぶりに更新 image

1試合のうちにキャル・ラリーはレジェンドに追いつき、そして追い越した。

現地20日(金)の午後、リグレー・フィールドでの1回表、マリナーズのキャッチャー、キャル・ラリーはリーグトップの28号ホームランを放った。そして7回表、彼は再びレフトへ29号ホームランを放ち、ジョニー・ベンチ氏を追い抜いた。

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1970年、レッズの名捕手だったベンチ氏はオールスターブレイク前に28本塁打を放った。これはMLB史上、キャッチャーがシーズン中にオールスターブレイク前に放った最多本塁打記録だった。

ラリーはこの日の2ホーマーでベンチ氏の記録を55年ぶりに更新し、オールスターゲーム前に最も多くの本塁打を放ったキャッチャーとなった。オールスターまではまだ数週間あるにも関わらずだ。

(キャル・ラリーがまた打った! ジョニー・ベンチを抜いて、オールスターブレイク前に放った捕手のホームラン数でトップに🤩

ラリーは、主に捕手としてプレーした選手のシーズン最多本塁打記録を持つサルバドール・ペレス(ロイヤルズ)の48本を破るペースで打ち続けている。

この時点でラリーは、アーロン・ジャッジを3本、大谷翔平を4本差でリードし、MLBの本塁打王争いのトップに立っている。

ここ数年間にわたってスラッガーとして活躍してきたラリーは、2024年にはキャリアハイの34本塁打をマークしている。しかし、今のこのペースは前例のないことだ。

ラリーは守備面でも優れたキャッチャーであり、この日には今季9つ目の盗塁も決め、キャッチャーとして前例のないことを成し遂げている。

素晴らしいシーズンを送っているラリーがどこまで行けるのか、この先がますます楽しみだ。

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原文:Mariners' Cal Raleigh breaks Johnny Bench's 55-year MLB record in major catcher history
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。