ナショナル・リーグ西地区首位に立つロサンゼルス・ドジャースは、2位サンディエゴ・パドレスと激しい地区優勝争いを展開している。日本時間19日試合前時点では2ゲーム差となっているが、仮にこのまま逃げ切れたとしても、ポストシーズンでは早々に敗退するかもしれない。米メディア『スポーツイラストレイテッド』が報じている。
メジャーのポストシーズンは両リーグともに、地区優勝3チームとワイルドカード3チーム(優勝3チームを除く勝率上位3チーム)が進出する。最初はワイルドカードシリーズ(2戦先取)として、ワイルドカード1位対2位、地区優勝勝率3位対ワイルドカード3位が激突。次にディビジョンシリーズ(3戦先取)として、前者の勝者が地区優勝勝率1位、後者の勝者が地区優勝2位と戦う。そして、それぞれの勝者が最後にリーグチャンピオンシップシリーズ(4戦先取)を行い、勝ったチームがリーグ優勝チームとしてワールドシリーズ(4戦先取)に進むというフォーマットだ。
ナショナル・リーグ各地区の首位は現在、東地区がフィラデルフィア・フィリーズ(勝率.595、地区優勝決定済)、中地区がミルウォーキー・ブルワーズ(勝率.612)、西地区がドジャース(勝率.559)となっている。このままいくとドジャースは地区優勝勝率3位として、まずはワイルドカード3位と戦うことになるが、どのチームと当たるかはまだ読めない状況だ。
同メディアは「ドジャースはナショナル・リーグのワイルドカードシリーズでサンフランシスコ・ジャイアンツに衝撃的な敗北を喫すると予想されている」と題した記事の中で、「ブリーチャー・レポートのティム・ケリー氏による予測では、ドジャースは地区優勝を果たしワイルドカードを回避するものの、最終的にジャイアンツ(現在ワイルドカード3位から2ゲーム差の5位)と対戦することになる。同氏は『3戦2勝制のシリーズでは、ローガン・ウェブとロビー・レイのコンビが恐ろしいワンツーパンチを繰り出すだろう。さらに、ジャスティン・バーランダーがオールスター戦以降の11試合で防御率2.95を記録していることを考慮すれば、ジャイアンツが地区のライバルであるドジャースを破り連覇の望みを断つと予測する』と書いている」と紹介。
その上で、「過去の経験を生かし、実力通りのプレーを見せれば、ジャイアンツとのシリーズに勝利することは十分に可能だ。しかし、ブルペンが頻繁に崩壊し続け、下位打線が結果を出せない場合、ジャイアンツにはドジャース相手にシリーズを勝ち取るだけの戦力が備わっている」と、ブルペンや下位打線の働き次第では予想が現実味を帯びると指摘している。
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