「再契約は到底あり得ない」ドジャース主力に非情宣告の可能性 今オフ補強が不発でも運命は変わらず?

柴田雅人 Masato Shibata

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ロサンゼルス・ドジャースに所属するマイケル・コンフォートは、打撃不振が目立つようになって久しい。今季はまだ試合が残っているが、ここからどれだけ成績を挙げたとしても、今オフの退団を回避するにはもう遅すぎるかもしれない。米メディア『ドジャースウェイ』が報じている。

現在32歳のコンフォートは、メジャーデビューした2015年から昨季までニューヨーク・メッツ(2015-2022)、サンフランシスコ・ジャイアンツ(2023-2024)の2球団でプレー。通算167本塁打を放った打撃を買われ、昨オフに1年1700万ドル(約25億530万円)でドジャースに加入した。

しかし、迎えた今季は日本時間9月15日(現地時間14日)時点で、129試合、打率.200、11本塁打、34打点と、打撃3部門全てで今一つの数字にとどまっている。9月はここまで11試合で打率は.294とまずまずだが、本塁打(1本)と打点(5打点)は依然として低調だ。

そのコンフォートについて、同メディアは「2025年、ドジャースの一員として最後の日を迎えようとしている5人の選手たち」と題した記事の中でピックアップ。「コンフォートのロサンゼルスでの任期終了は、ドジャースファンにとって一刻も早いほど待望されている。トレード期限までに、いやそれ以前の段階でロースターから外されるべきだったと彼らは知っている。ドジャースがコンフォートの実験を支持する姿勢を固持してきたとはいえ、彼を再契約させることは到底あり得ない」と、1年契約が満了する今季限りでの退団を断言した。

ドジャースはコンフォートの不振もあり外野が手薄になっていることから、今オフにシカゴ・カブス所属のカイル・タッカー獲得に動くと噂されている。実際に動くのかどうかはまだこれからの話だが、同メディアは「タッカーが加入すれば、テオスカー・ヘルナンデスが左翼、アンディ・パヘスが中堅を守り、トミー・エドマンは内野を転々とする可能性が高い。仮にタッカー争奪戦に敗れたとしても、コンフォートを留めておくわけにはいかない」と、タッカーの獲得可否に関わらずコンフォートの運命は変わらないと記している。

愛想を尽かされてしまっている格好のコンフォートだが、現状の見通しを覆すような展開が訪れることは果たしてあるのだろうか。

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柴田雅人 Masato Shibata

スポーティングニュース日本版スポーツコンテンツライター。福岡県出身。幼少期から相撲、野球、サッカーを中心に幅広くスポーツを観戦。大学卒業後からライター活動を開始し、主にスポーツ記事の企画立案、取材、執筆などに携わる。現在もスポーツ観戦が一番の趣味で、複数競技を同時に視聴することもしばしば。