ここ最近アーロン・ジャッジが樹立・更新してきた記録は、ベーブ・ルースはじめニューヨーク・ヤンキースの歴史を彩ってきたレジェンドに関連するものが多い。
だが今回は、ボストン・レッドソックスのレジェンドが相手だ。
現地25日(木)の夜、ジャッジはテッド・ウィリアムズが保持していたアメリカン・リーグの記録を破った。
ウィリアムズは1957年、ア・リーグ史上最多となるシーズン34回の故意四球を記録した。
ジャッジはこの日、2つの故意四球を記録し、シーズン通算記録を36個としてウィリアムスの記録を更新した。
Aaron Judge has now been intentionally walked 35 times this season which passes Ted Williams for the most in AL history pic.twitter.com/CZ11VqGIEF
— Talkin' Yanks (@TalkinYanks) September 25, 2025
(アーロン・ジャッジが今季、35度目の故意四球を記録し、テッド・ウィリアムズを抜いてアメリカン・リーグ史上のシーズン最多記録となった)
ジャッジの記録はア・リーグのトップとして君臨するもので、バリー・ボンズ(元ジャイアンツ他)のMLB記録(120個、2004年)に追いつく選手が現れることはないだろう。
ただ、ボンズまでは行かなくともジャッジの破壊力を考えれば、もっと敬遠されていてもいいのではという意見もある。
ジャッジのバッティングを見に来たファンにとっては面白くないが、戦略的に考えれば、一振りでホームランを打たれるよりも一塁に歩かせる方がよっぽどいいのは間違いない。
今回の記録はその評価の結果と言える。
原文:Yankees' Aaron Judge breaks Ted Williams' exceptional record in latest MLB history
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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