マンチェスター・シティが構想外スターを大幅値下げで放出へ

小山亮 Akira Koyama

Dorothy Howard

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マンチェスター・シティは今夏、補強に積極的に動いているが、放出に関してはまだ大きな動きが少ない。中でも目立った退団は、イングランド代表のカイル・ウォーカーがバーンリーへ移籍したことだ。

そして今夏、放出が噂されているもう一人のスター選手がジャック・グリーリッシュである。今季プレミアリーグではわずか20試合の出場にとどまり、すでにペップ・グアルディオラ監督の構想外と見られている。

彼は2021年にアストン・ヴィラから移籍し、1億ボンド(当時約150億円)という破格の移籍金がかかっていた。しかし現在、シティは彼に対して驚きの売却価格を設定しているという。

グリーリッシュの売却価格

『マンチェスター・イブニング・ニュース』によると、シティはわずか4,000万ポンド(約80億円)のオファーでも受け入れる構えだという。

彼の現在の高額な給与も移籍の障壁となっており、加入を検討するクラブにとっては年俸の大幅な減額を求めざるを得ないだろう。

さらに問題は、引き取り手が見つかるかどうかという点だ。エバートンやトッテナムが関心を示していると報じられているが、いずれのクラブも他の補強ターゲットにも目を向けている状況で、交渉が進むかは不透明である。

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また、マンチェスター・ユナイテッドのマーカス・ラッシュフォードも移籍の可能性があり、その移籍金も同じく約4,000万ポンドとされている。

このように、ライバルクラブ同士が同価格帯でウイングの売却を模索している状況は、売却先の取り合いという新たな問題を引き起こす可能性もある。

原文:Man City prepared to take staggering loss on out-of-favor star
翻訳:小山亮(スポーティングニュース日本版)


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小山亮 Akira Koyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。埼玉県出身。都内の大学に在学中。15年間にわたりサッカーに打ち込んできたが、プロの試合観戦や分析も趣味。幼少期からJリーグや欧州サッカーを追いかけ、現在は年間20試合以上をスタジアムで観戦している。大学のサークルでは監督を務め、全国2位を経験した。

Dorothy Howard

Dorothy Howard is a freelance soccer writer for The Sporting News. Dorothy loves all things sports, especially soccer. She is unfortunately a hardcore Manchester United fan, but loves the USWNT. Since starting her career, she has published work for multiple sports sites, and is a trusted name in sports reporting.