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UEFAヨーロッパリーグ(EL)に参戦予定の日本人選手一覧|2025-2026シーズン最新版

小山亮 Akira Koyama

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9月下旬、2025-2026シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)が開幕した。今季は日本人選手13人が出場資格を持ち、欧州の舞台での活躍が期待される。来年6月に控えるワールドカップに向けて、日本代表メンバー争いで優位に立つためにも、ELでのプレーは非常に重要な意味を持つ。

本記事では、今季ヨーロッパリーグに挑む日本人選手たちをクラブ別に紹介していく。

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前田大然、旗手怜央、山田新、稲村隼翔(セルティック)

4人の日本人選手が所属するスコットランドの名門セルティック。ここ3シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場してきたが、今季はプレーオフで惜しくも敗れ、ヨーロッパリーグへ回ることとなった。

チームの主力として引き続き存在感を放っているのが、昨季リーグMVPに輝いた前田大然と、中盤の要である旗手怜央だ。前田は自慢のスピードと決定力でゴールを狙い、旗手は豊富な運動量と正確なパスで中盤をコントロールするなど、それぞれの持ち味がチーム戦術の軸となっている。欧州の舞台でも彼らが力を発揮できれば、セルティックにとって大きな武器となるだろう。

一方、今夏にJリーグから加入した山田新と稲村隼翔は、残念ながらリーグフェーズの登録メンバーから外れる形となった。加入から日が浅くアピールの機会も限られていたが、今後の成長とチャンス次第では決勝トーナメント以降で姿を見せる可能性もある。

いずれにせよ、日本人カルテットの奮闘がセルティックのELでの戦いに勢いをもたらすことは間違いない。

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上田綺世、渡辺剛(フェイエノールト)

昨季エールディビジを3位で終え、CL予選に臨んだフェイエノールトだったが、フェネルバフチェに敗れて本大会出場を逃した。3年連続のチャンピオンズリーグ参戦は叶わなかったものの、ヨーロッパリーグで頂点を狙う。

攻撃の中心を担うのは、日本代表ストライカーの上田綺世。今季は開幕から好調を維持し、リーグ戦7試合で6得点(10月2日時点)と高い決定力を発揮している。かつての名ストライカーであるファン・ペルシー監督のもとで、さらなる進化を遂げている点にも注目だ。

守備陣では、今夏にベルギー1部ヘントから加わった渡辺剛がすぐに定位置を確保。開幕から公式戦全試合でフル出場を続け、最終ラインに欠かせない存在となっている。新天地での順応の早さと安定感は特筆すべきだろう。

リーグ戦では首位を走る好調フェイエノールトを、日本人2選手が攻守両面で支えている。2001-02シーズン以来となるヨーロッパリーグ制覇へ、日本人コンビの活躍がカギを握りそうだ。

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伊東純也、横山歩夢(KRCヘンク)

ベルギーの強豪ヘンクは、EL予選を勝ち抜き、4年ぶりにヨーロッパリーグの舞台へ戻ってきた。国内ではリーグ優勝4回を誇るクラブだが、欧州カップ戦ではまだ目立った成果を残せておらず、今季はその壁を越えることが期待される。

3季ぶりに復帰した伊東純也は、背番号10を背負って新シーズンに臨む。開幕から高いパフォーマンスを披露し、ELプレーオフ第2戦では貴重な先制弾をマークした。復帰直後から攻撃の中心として存在感を放っており、チームの躍進は彼の活躍にかかっていると言っても過言ではない。

一方、昨冬に加入した横山歩夢は主にセカンドチームで活動している。トップチームでの出場機会はまだ限られているが、今後の成長次第では欧州の舞台でのデビューも視野に入ってくるだろう。

前回大会ではグループステージ敗退に終わったヘンクにとって、今季はこの欧州の舞台で確かな実績を残したいところだ。

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川村拓夢、北野颯太、チェイス・アンリ(RBザルツブルク)

過去6大会連続でチャンピオンズリーグに出場してきたオーストリアの名門RBザルツブルクだが、今季はCLプレーオフで敗れ、ヨーロッパリーグでの戦いに挑むこととなった。それでも欧州の舞台で数多くの実績を築いてきたクラブにとって、再び存在感を示す絶好のチャンスとなる。

リーグフェーズには日本人2選手がエントリー。今夏に加入した北野颯太は、開幕戦で早速ゴールを挙げるなど鮮烈なデビューを果たし、攻撃陣の新たな切り札として期待を集めている。また、川村拓夢もメンバー入りを果たしたが、現在は負傷の影響でリハビリを続けており、プレー再開に向けて調整を続けている。

一方、チェイス・アンリはトップチームでの出場機会が限られ、今大会の登録メンバーからは外れてしまった。ただ、昨季シュトゥットガルト在籍時にはCLでパリ・サンジェルマン戦に出場した実績があるなど、今後の飛躍に向けて貴重な経験を積み重ねている。

ザルツブルクは今夏、クラブワールドカップにも参戦し、欧州外での国際舞台でも大きな経験を得た。日本人選手の活躍を追い風に、ヨーロッパリーグでどこまで勝ち進めるのか注目が集まる。

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常本佳吾(バーゼル)

スイスの名門バーゼルは、昨季リーグ制覇を果たし、今季は6年ぶりにヨーロッパリーグの舞台へ帰還した。クラブとしては欧州カップ戦での上位進出を狙う重要なシーズンとなる。

右サイドバックの常本佳吾は、昨季の優勝メンバーとして存在感を示した1人で、今季もリーグ戦全試合に出場するなど主力の座を確立している。Jリーグ時代には三笘薫(現ブライトン)を封じ込めたことで「三笘を止めた男」として名を馳せた実力者であり、対人守備の強さには絶対的な自信を持つ。

サイドでのアグレッシブなプレーを武器に、常本が欧州の強豪相手にどこまで存在感を示せるか。6年ぶりのELに挑むバーゼルにとって、そのパフォーマンスがチームの浮沈を左右しそうだ。

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鈴木唯人(フライブルク)

昨季ブンデスリーガで5位に躍進し、2年ぶりにヨーロッパリーグ出場権を獲得したフライブルク。昨季まで攻撃の中心を担っていた日本代表MF堂安律(現フランクフルト)の後を受け、新たに加入したのが鈴木唯人だ。

デンマークで結果を残してきた鈴木は、移籍直後から存在感を発揮。リーグ開幕戦ではスタメン出場を果たし、チームに新たな攻撃のオプションを提供している。しかし直近の試合では出場機会が限られており、スタメン定着に向けてさらなる奮闘が求められる状況だ。

スピードと突破力を武器に攻撃を活性化させる鈴木にとって、欧州の舞台で結果を残すことは、日本代表としての地位を維持する上でも欠かせない。フライブルクの躍進に向け、彼がどのように存在感を示すか、注目が集まる。

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小山亮 Akira Koyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。埼玉県出身。都内の大学に在学中。15年間にわたりサッカーに打ち込んできたが、プロの試合観戦や分析も趣味。幼少期からJリーグや欧州サッカーを追いかけ、現在は年間20試合以上をスタジアムで観戦している。大学のサークルでは監督を務め、全国2位を経験した。