日本代表GK鈴木彩艶(ざいおん)は、2025-2026シーズンの開幕をセリエAのパルマで迎えた。
鈴木は2024年夏にシント=トロイデンからパルマに加入。GK大国と言われるイタリアで、1年目ながらリーグ戦37試合に先発出場し、高い評価を得た。このため、数々のビッグクラブからの関心がうわさされたが、今季もパルマでシーズンに臨んでいる。
ここでは、2025-26シーズンの鈴木の出場試合や成績、イタリア大手紙『Gazzetta dello Sport』の採点をまとめる。
10月
9月最後の試合でリーグ初白星を飾ったパルマだが、10月初戦で波に乗ることはできなかった。残留を争うレッチェを相手にホームで手痛い黒星。鈴木も虚を突かれたシュート(クロス)を決められ、これが決勝点となったこともあり、一部でワースト選出など厳しく評価された。
日付 | 大会 | ラウンド | 対戦相手 | 勝敗 | スコア | 鈴木出場 | 『GdS』採点 |
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10月4日 | セリエA | 第6節 | レッチェ | ● | 0-1 | 先発フル出場 | 5.0 |
10月19日 | セリエA | 第7節 | ジェノア | TBD | TBD | TBD | TBD |
10月25日 | セリエA | 第8節 | コモ | TBD | TBD | TBD | TBD |
10月30日 | セリエA | 第9節 | ローマ | TBD | TBD | TBD | TBD |
9月
インターナショナルウィークをはさんで迎えた9月初戦、鈴木はカリアリとのアウェーゲームで先発フル出場した。シュートをセーブしたこぼれ球を押し込まれるなど2失点を喫して黒星。今季初めて及第点を下回る厳しい評価を下されている。
続いては、昇格組クレモネーゼと対戦。チームが優勢だったこともあり、鈴木はほとんど出番がなく、リーグ戦4試合目にして初のクリーンシートを達成した。
25日(現地24日)のコッパ・イタリア2回戦でも鈴木はスタメンに名を連ねた。チームは2度にわたってリードしながら追いつかれ、終盤に退場者も出して2部を相手に勝ち切れず。だが、PK戦では鈴木が1人目を止める活躍を見せるなど競り勝ち、ラウンド突破に貢献している。
9月最後はホームでトリノ対戦。再び先発フル出場した試合で、鈴木はチームの今季リーグ初白星に貢献した。パルマに安定感を与えつつ、ピンチが訪れると鋭い反応でセーブ。相手のゴラッソで1失点したものの、ようやく初勝利を飾り、鈴木もチームもひと安心というところだ。
日付 | 大会 | ラウンド | 対戦相手 | 勝敗 | スコア | 鈴木出場 | 『GdS』採点 |
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9月13日 | セリエA | 第3節 | カリアリ | ● | 0-2 | 先発フル出場 | 5.0 |
9月21日 | セリエA | 第4節 | クレモネーゼ | △ | 0-0 | 先発フル出場 | 6.0 |
9月25日 | イタリア杯 | 2回戦 | スペツィア | 〇 | 2-2(PK戦4-3) | 先発フル出場 | 6.5 |
9月30日 | セリエA | 第5節 | トリノ | 〇 | 2-1 | 先発フル出場 | 6.5 |
8月
イタリアでの2年目の初戦は、8月18日(現地17日)に行われたコッパ・イタリア1回戦(ラウンド64)のペスカーラ戦。鈴木はスタメンでフル出場した。2部相手の一戦でセーブの機会はほとんどなかったが、集中を切らさずクリーンシートとシーズン初勝利に貢献した。
続くセリエA開幕戦では、強豪ユベントスと敵地で対戦。鈴木は再び先発フル出場を果たした。何度か訪れたピンチを鋭い反応で阻む場面も。黒星発進となったが、目の前で合わせられての2失点は責任なしとの評価だった。
第2節はアタランタとホーム開幕戦。鈴木は引き続き先発フル出場した。味方のミスから頭上を越えるループシュートで冷や汗をかく場面もあったが、全般的に集中を切らさず好パフォーマンス。79分に先制点を決められたが、鈴木にはどうしようもなかったというのが大方の見方だ。
日付 | 大会 | ラウンド | 対戦相手 | 勝敗 | スコア | 鈴木出場 | 『GdS』採点 |
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8月18日 | イタリア杯 | 1回戦 | ペスカーラ | 〇 | 2-0 | 先発フル出場 | 6.0 |
8月25日 | セリエA | 第1節 | ユベントス | ● | 0-2 | 先発フル出場 | 6.5 |
8月31日 | セリエA | 第2節 | アタランタ | △ | 1-1 | 先発フル出場 | 6.0 |