エウヘニオ・スアレスはトレードデッドラインでシアトル・マリナーズに移籍して以来、本来の力をなかなか発揮できずにいた。
だがシーズン終盤、プレイオフが近づくに連れ、少しずつ調子を取り戻してきたスアレスは現地25日(木)の夜にMLBの歴史を新たに名を刻んだ。
スアレスはこの夜、今季49本目の本塁打を放った。
これはスアレス自身のシーズン最多本塁打記録に並ぶ個人的に特別な数字だが、メジャーリーグ(MLB)の歴史においても意味を持つものだ。
この1本でスアレスはハーモン・キルブルー(元ツインズほか)と並んで、主に三塁手としてプレイする選手のシーズン最多本塁打記録の2位タイとなった。
もちろん、スアレスは2019年の時点ですでにキルブルーと肩を並べており、今回が2度目のタイ記録達成となる。
ちなみに、このリストのトップに立っているのはアレックス・ロドリゲス(元ヤンキースほか)の54本だ。
Most single season home runs hit by a (primary) 3rd baseman - MLB history:
— StatsCentre (@StatsCentre) September 26, 2025
54- Alex Rodriguez (2007)
49- @Mariners Eugenio Suarez (Via a 2-run drive tonight vs COL)
49- Harmon Killebrew (1969)
49- Suarez (2019)
48- Mike Schmidt (1980)
48- Adrian Beltre (2004)
48- Rodriguez (2005) pic.twitter.com/N0JoCctV5q
- 54本/アレックス・ロドリゲス(2007年/ヤンキース)
- 49本/エウヘニオ・スアレス(2025年/マリナーズ、2019年/レッズ)
- 49本/ハーモン・キルブルー(1969年/ツインズ)
- 48本/マイク・シュミット(1980年/フィリーズ)
- 48本/エイドリアン・ベルトレー(2004年/ドジャース)
- 48本/アレックス・ロドリゲス(2005年/ヤンキース)
スアレスは今季まだ3試合を残しており、自身初の50本塁打を達成すればキルブルーを抜き、単独2位となる可能性も残されている。
シアトルにとって何よりの朗報は、シーズンがまだ続いていくことだ。
アメリカン・リーグ西地区優勝を勝ち取ったマリナーズは、プレーオフでも存在感を示そうとしている。スアレスが調子を上げてくれば、そのための大きな力となるだろう。
原文:Mariners' Eugenio Suarez ties Harmon Killebrew for MLB third base history
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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