ニューヨーク・メッツの千賀滉大は6月にグレード1のハムストリング損傷によって故障者リスト入りした。その後7月には復帰したものの、厳しい現実を突きつけられてきた。
直近8試合の先発で防御率6.56と苦戦した結果、千賀は今月5日にマイナーリーグ降格を言い渡された。一時はサイ・ヤング賞候補とも言われた投手にその圧倒的な投球を取り戻させるためには必要な措置だった。
その千賀が現地12日(金)にマイナーリーグで初めて先発し、AAAで6回を投げ、被安打3、自責点1、奪三振8と好結果を残した。
Senga Start ✅
— Syracuse Mets (@SyracuseMets) September 13, 2025
6IP | 3H | 1R | 0BB | 8K • 74 pitches, 52 strikes pic.twitter.com/ekTMA66LUT
メンドーサ監督が次のステップに言及
マイナーリーグでの初先発で千賀は圧倒的な投球を見せたが、メジャー復帰に向けてメッツのカルロス・メンドーサ監督は忍耐強く臨む方針を見せている。
チームが2018年以来となる8連敗を喫した現地13日(土)のテキサス・レンジャーズ戦の試合前、メンドーサ監督は千賀にはメジャー復帰前にもう1試合マイナーリーグで1試合先発させると語った。
「もう1試合投げる予定だ。いずれにせよ15日間は(マイナーリーグに)いなくてはならないから。今後数日間の反応を見て、フォームの調整を続けつつ、もう1試合登板させるつもりでいる」とメンドーサ監督は記者団に語った。
Carlos Mendoza says the plan is for Kodai Senga to make another start for Triple-A Syracuse: pic.twitter.com/IMEtyanWM3
— SNY (@SNYtv) September 13, 2025
(カルロス・メンドーサは、千賀滉大がAAAシラキュースでもう1試合先発登板する予定だと語った)
千賀はここ最近の登板では苦戦していたが、それでも2025年全体で見れば良いシーズンを送っていると言える。今季は22試合に先発し、113.1イニングを投げて7勝6敗、防御率3.02、WHIP1.31、109奪三振を記録している。
ポストシーズンに向けて、その復活が期待される。
原文:Mets give Kodai Senga update after strong minor league start
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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