レアル・マドリードのキリアン・エムバペは、今シーズン開幕からクラブでも代表でもゴールを重ねている。
フランス代表のキャプテンであるエムバペは、日本時間6日に行われたウクライナとのW杯予選で82分に得点を挙げ、2-0の勝利に貢献した。
レアル・マドリードでも2025-2026シーズンの開幕3試合で3ゴールを記録している。
ウクライナ戦でのゴールでフランス代表通算91試合51得点となり、フランスのレジェンド、ティエリ・アンリの記録に並んだ。
フランス代表歴代最多得点記録を持つオリヴィエ・ジルーの57得点まで、あと6ゴールに迫っている。
昨年のEURO準決勝でスペインに敗れたのを最後にジルーが代表から退いたこともあり、エムバペがアーセナルやチェルシーで活躍したストライカーの記録を更新するのは時間の問題と見られている。
エムバペ、アンリの記録に並んだ心境を語る
エムバペは2017年にフランス代表デビューを果たして以来、チームの象徴としてゴールを積み重ねてきた。
2022年W杯決勝のアルゼンチン戦では、チームは敗れたものの圧巻のハットトリックを決め、その存在感を改めて示した。

キャプテンマークを託されたエムバペは、フランス代表を率い、2018年に制したワールドカップの王座奪還を目指す。
アンリの得点記録に並んだエムバペはウクライナ戦後、フランスのテレビ局『TF1』に率直な思いを語った。
「ティティ(アンリ)にリスペクトを!でも今は彼を超えたいと思っている。アンリのような選手と肩を並べられるのは光栄なことだ」
「彼がフランス人、特にストライカーにとってどれほど大きな存在かは誰もが知っている。道を切り開いてくれた人物であり、本当に尊敬と憧れを抱いているんだ」
「これほど早くこの数字に到達できるなんて自分でも信じられない。まだまだ前に進みたい。そして何より、試合に勝ち、タイトルを手にすることが一番大事だ」
「記録が近づいているのは事実だけど、それについて考えることはない。自分なら破れると思っているからなのか、それとももっと重要なことがあると思っているからなのかは分からない」
「ただ、フランス代表の歴史で最多得点者になるというのは、決して小さな偉業ではない」
偉大な記録に肩を並べながらも、エムバペの視線は常に勝利とタイトルの先に向けられている。
原文:Real Madrid star Kylian Mbappe equals French legend's record with strike against Ukraine
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)
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