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【速報】2年前まで早大の同好会ランナーだった小林香菜が7位入賞 日本勢3大会ぶり|レース経過・結果・ハイライト|東京2025世界陸上 女子マラソン

小座野容斉 Yosei Kozano

【速報】2年前まで早大の同好会ランナーだった小林香菜が7位入賞 日本勢3大会ぶり|レース経過・結果・ハイライト|東京2025世界陸上 女子マラソン image

Jiji Press

2025年世界陸上東京大会第2日の9月14日、女子マラソンが東京都内のコースで行われ、小林香菜(大塚製薬)が2時間28分50秒で7位に入賞した。

【リアルタイム速報】東京2025世界陸上 男子マラソン | レース経過・結果・ハイライト| (9.15)

小林は早大法学部卒で、大学では競争部の競技選手ではなく、同好会「ホノルルマラソン完走会」で走っていた市民ランナーだった異色の経歴を持つ。序盤から積極的に自分のペースを守って、上位を走り。後半になっても粘り強い走りで10位から7位まで順位を上げた。

日本勢では佐藤早也伽(積水化学)が2時間31分15秒で13位となり、前回ブダペスト大会の20位から順位を上げた。安藤友香(しまむら)は2時間35分37秒で28位だった。

2021年東京五輪マラソン(札幌開催)「金」のペレス・ジェプチルチル(ケニア)が、2024年パリ五輪「銀」のティギスト・アセファ(エチオピア)に勝って優勝した。

30キロ前からトップを並走してきた2人は国立競技場でのトラック勝負となり、ジェプチルチルが最後の直線でアセファを抜いて「金」を獲得した。ジェプチルチルの優勝タイムは2時間24分43秒、アセファは2時間24分45秒だった。伏兵の長身ランナー、J・パテㇽナイン(ウルグアイ)が2時間27分33秒で銅メダルだった。

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レース経過・通過順位・タイム・ハイライト

※内容は逆時系列。時7刻は日本時間表記。タイムは速報値。

小林香菜「もうどうなってもいいと思っていた」

10:15 小林香菜のコメント

「(世界選手権に向けた)練習が厳しすぎて、正直に言って、合宿が終わった時が一番うれしくて、試合はもうどうなってもいいと思っていた。本番になったら、信じられないくらいたくさんの方が応援してくださって。コースも、自分が大学時代から(走っていて)、今日は知ったほかの誰よりも、このコースを知っていた。本当に本当にたくさんの方が応援してくださったので、頑張るしかないと思って必死に必死に走った」

「自分のペースで走って、何とか8位に入ろうと思って頑張った」

「自分の尊敬していた先輩方が、皆さん世界の場で歯が立たない様子を見てきたので、自分も絶対コテンパンにされるのだろうな、やだなやだなと持っていたのですが、練習を信じて頑張りました」

「(市民ランナーから競技アスリートになって)この1年間は、正直に言って、楽しいことより、辛いことの方が多くて。長く競技を続けるのは無理かなとと思うくらい辛い1年でした」

10:05 安藤友香は28位、2時間35分37秒。 

10:01 佐藤早也伽は13位、2時間31分15秒。 前回ブダペスト大会の20位から順位を上げた。 

09:58 小林香菜は7位入賞、2時間28分50秒。 入賞は日本勢3大会ぶり。

09:57  パテルナイン(ウルグアイ) が銅メダル。2時間27分33秒

09:54  トラック勝負はペレス・ジェプチルチル(ケニア)がティギスト・アセファ(エチオピア)を最後の直線で抜いて優勝。東京五輪「金」がパリ五輪「銀」に打ち勝った。ジェプチルチルの優勝タイムは2時間24分43秒、アセファは2時間24分45秒で「銀」

09:53 先頭の2人は国立競技場へ 

09:49 S.ケサン(ウガンダ)を抜いて小林香菜が7位に。

09:46 △40キロ地点通過 アセファ(エチオピア)1位で2時間17分27秒、ジェプチルチル(ケニア)2位で2時間17分28秒。 3位にパテルナイン(ウルグアイ)2時間17分28秒

09:44 小林香菜はA.バイニオ(フィンランド)に抜かれ、7位から8位に。 しかし並走している。

09:39 M・マサイ(ケニア)がレース中断。35キロは4位で通過だったが、路上に横たわってしまった。 

09:32 小林香菜はマクレインを抜いて8位に上がった。 

09:30 △35キロ地点通過 T.アセファ(エチオピア)1位 2時間00分03秒、P.ジェプチルチル(ケニア)2位 2時間00分03秒、S.ケサン(ウガンダ)3位 2時間01分42秒、小林香菜8位2時間02分52秒

09:24 小林香菜は9位で東京駅丸の内口前折り返しを通過。

09:22 アセファ(エチオピア)、ジェプチルチル(ケニア)、先頭の2選手が6回目の最後の折り返し(東京駅丸の内口前)を通過。

09:20 小林香菜は一つ順位を上げて9位に。  

09:13 △30キロ地点通過 ティギスト・アセファ(エチオピア)1位1時間43分35秒、ペレス・ジェプチルチル(ケニア)が同タイムで2位、

09:06 ティギスト・アセファ(エチオピア)、ペレス・ジェプチルチル(ケニア)が、独り旅だったS・サリバン(アメリカ)をとらえた。 トップが入れ替わった。アセファは24年パリ五輪「銀」、ジェプチルチルは21年東京五輪「金」。

09:01 小林香菜は現在10位。  

08:59 前半はあえて下位集団を走って力を温存していた佐藤早也伽がじわじわ順位を上げている。現在23位。 22位を走るのは安藤友香。

08:57 △25キロ地点通過  

08:50 先頭が秋葉原の折り返し(2回目)を通過。小林香菜は3位。現在周回コースの2周目を走っている。 

08:49 優勝候補のエチオピア勢ら、5位集団がペースを上げる気配。 

08:39 △20キロ地点通過 S.サリバン1位(アメリカ)1時間09分07秒、J.マクレイン2位(アメリカ)1時間09分34秒、F.E.ガルダデイ3位(モロッコ)1時間09分37秒、小林香菜4位1時間09分37秒、

安藤友香22位1時間10分34秒、佐藤早也伽29位1時間11分21秒

08:36 東京駅丸の内中央口の赤レンガ駅舎前を折り返し。  

08:31 S.サリバン1位、小林香菜2位、J.マクレイン3位。まもなく皇居前のコースへ。

08:25 TBSの実況放送で、日本の女子選手が脱ぎ捨てて取り換える新しい帽子ははどこに保持しているのか話題に。伴走の取材バイクで解説している金哲彦さんが「給水のボトルと帽子と氷がセットになっています」 と種明かし。

08:22 △15キロ地点通過。

08:20 先頭は銀座を過ぎて、日本橋へ。アメリカ勢2人、小林、ケニアの選手、そして優勝候補のエチオピア勢と続く。 

08:15 銀座4丁目、「和光」「三越百貨店」前を折り返していく選手たち。

08:12 12キロ付近、小林香菜は現在2位。 

08:04 △10キロ地点通過。S.サリバン1位(アメリカ)34分21秒、J.マクレイン(アメリカ)34分26秒、小林香菜3位34分26秒、安藤友香14位34分31秒、佐藤早也伽32位35分21秒

08:03 最初の折り返し。中央通りを走って銀座へ向かう。アメリカの2選手に続き、小林香菜が3位につけている。続いて先頭の14選手。

08:01 秋葉原付近。アメリカの2選手が先頭集団から少し突出した。ペースは依然として遅い。 

07:57 先頭集団の前はティギスト・アセファらエチオピア勢3人。  

07:51   6キロ過ぎ。先頭集団は17人。 

07:47 △ 5キロ地点通過 先頭のタイムは17分10秒。安藤友香10位17分1秒、小林香菜17位17分14秒、佐藤早也伽32位17分33秒

07:45 8年ぶりの世界陸上、安藤友香(しまむら)も先頭集団。腕を振らない「忍者走り」が特徴。

07:41 小林香菜(大塚製薬)は先頭集団に吸収された。佐藤早也伽(積水化学)は第2集団にいる。

07:37 小林香菜(大塚製薬)が先頭に立った。早大では競争部の選手ではなく、同好会「ホノルルマラソン完走会」で走っていた異色の経歴を持つ。

07:34 選手たちは外苑西通りへ。 

07:30 スタート。国立競技場のトラックを2周した後、ロードへ進む。

07:28 スタート地点の気温は28度、湿度は82%とかなり高い。今は日差しはないが、雲は薄くなっており、直射日光に照らされる可能性もある。

07:30 スタート予定

△女子マラソン開始前の情報


以下、レース前の情報。

■マラソンのコースは? どこを通る?

今大会のマラソンコースは、男子・女子で共通。国立競技場(東京都新宿区)をスタート・ゴール地点とするため、毎年早春に開催されている東京マラソンとは異なる。2024年パリ五輪日本代表選考のために2023年に開催されたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)とほぼ同じコースとなっている。

外苑西通り、外堀通り、白山通りを通って、神保町交差点から周回コースへ入る。靖国通り、中央通り、内堀通りを利用した、周回コースを2周する。秋葉原(第1折り返し地点)、銀座4丁目交差点(第2折り返し地点)、東京駅中央口前(第3折り返し地点)など名所を巡る。浅草・浅草寺前へは行かない。その後は、再び神保町から国立競技場を目指す。

高低差があるのは、国立競技場から神保町の交差点への往復部分だけで、周回コースはほぼフラットなため、好タイムも期待できそうだ。

■ライブ中継予定(テレビ放送、インターネット配信)は?

  • TBS系列(テレビ地上波)
  • TVer(インターネット)

世界陸上のマラソンは男女ともにテレビ地上波放送のTBS系列で生中継される予定。

2025年の世界陸上は、ネット配信ではTVerで、ライブ・見逃しの両方が利用できる。

■日本代表選手は誰? 海外の有力選手は?

日本からは男女ともそれぞれ3名ずつ出場する。女子は安藤友香(しまむら)、小林香菜(大塚製薬)、佐藤早也伽(積水化学)。男子は吉田祐也(GMOインターネットグループ)、近藤亮太(三菱重工)、小山直城(Honda)。

【女子】

日本代表

海外の有力選手

  • ティギスト・アセファ(エチオピア):優勝候補の筆頭。自己ベスト2時間11分53秒(2023年9月のベルリンマラソン)は当時の世界記録を、一挙に2分以上も縮めた。2024年パリ五輪銀メダル。今季ベストの2時間15分50秒(4月・ロンドン)は女子だけのレースでの世界記録。
  • ストゥメ・アセファ・ケベデ(エチオピア):自己ベスト2時間15分55秒は2024年3月の東京マラソン優勝時のタイム。今季ベストは2時間16分31秒。
  • ティギスト・ケテマ(エチオピア):自己ベストの2時間16分07秒は初マラソン(2024年1月のドバイマラソン)で記録。初マラソン世界最高タイムだった。
  • ペレス・ジェプチルチル(ケニア):自己ベストは2時間16分16秒。2021年8月の東京五輪・マラソン女子(札幌開催)の金メダリスト。

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小座野容斉 Yosei Kozano

東京都出身 早稲田大学政治経済学部卒。1989年毎日新聞に入社、写真部のカメラマンとして、春・夏の高校野球、プロ野球、ラグビーなどを撮影。デジタルメディア局に異動後は、ニュースサイト編集の傍ら、「K-1」などの格闘技、フィギュアスケート、モータースポーツも撮影してきた。アメリカンフットボールは、個人のライフワークとして、トップリーグの「Xリーグ」を中心に年間約70試合を撮影・取材。2020年2月毎日新聞を退社後は、ウェブ「アメリカンフットボール・マガジン」で約700本の記事を配信した。また、「NFLドラフト候補名鑑」出版にも携わった。日本スポーツプレス協会(AJPS)会員。