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【東京2025世界陸上】男女マラソン情報まとめ|競技日程・放送予定・コース・注目選手ほか

小座野容斉 Yosei Kozano

【東京2025世界陸上】男女マラソン情報まとめ|競技日程・放送予定・コース・注目選手ほか image

世界陸上、男子・女子のマラソンと交通規制

2025年世界陸上 東京大会が9月13日に始まった。注目のマラソンは、女子が9月14日(日)、男子が9月15日(月・祝)に行われる。

ここでは、このレースの概要、放送予定、注目の選手、コースなどの情報をまとめる。

【リアルタイム速報】東京2025世界陸上 男子マラソン | レース経過・結果・ハイライト| (9.15)

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■マラソン競技日程・スタート時刻は? 猛暑のため30分早まることに

  • 女子:9月14日(日)午前7時30分スタート予定
  • 男子:9月15日(月・祝)午前7時30分スタート予定

男女ともフルマラソン、42.195kmを走る。女子は9月14日(日)午前7時半スタート、男子は9月15日(月・祝)午前7時半スタートとなる。

男女ともに当初は午前8時スタートの予定だったが、世界陸連と東京2025世界陸上財団は9月11日、35km競歩(13日実施)とマラソンのロード種目のスタート時間を、男女ともに当初の午前8時から30分繰り上げ、午前7時30分とすることを発表した。猛暑によるアスリートの健康と安全への影響を考慮したという。

■マラソンのコースは? どこを通る?

今大会のマラソンコースは、男子・女子で共通。国立競技場(東京都新宿区)をスタート・ゴール地点とするため、毎年早春に開催されている東京マラソンとは異なる。2024年パリ五輪日本代表選考のために2023年に開催されたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)とほぼ同じコースとなっている。

外苑西通り、外堀通り、白山通りを通って、神保町交差点から周回コースへ入る。靖国通り、中央通り、内堀通りを利用した、周回コースを2周する。秋葉原(第1折り返し地点)、銀座4丁目交差点(第2折り返し地点)、東京駅中央口前(第3折り返し地点)など名所を巡る。浅草・浅草寺前へは行かない。その後は、再び神保町から国立競技場を目指す。

高低差があるのは、国立競技場から神保町の交差点への往復部分だけで、周回コースはほぼフラットなため、好タイムも期待できそうだ。

■ライブ中継予定(テレビ放送、インターネット配信)は?

  • TBS系列(テレビ地上波)
  • TVer(インターネット)

世界陸上のマラソンは男女ともにテレビ地上波放送のTBS系列で生中継される予定。

2025年の世界陸上は、ネット配信ではTVerで、ライブ・見逃しの両方が利用できる。

■日本代表選手は誰? 海外の有力選手は?

日本からは男女ともそれぞれ3名ずつ出場する。女子は安藤友香(しまむら)、小林香菜(大塚製薬)、佐藤早也伽(積水化学)。男子は吉田祐也(GMOインターネットグループ)、近藤亮太(三菱重工)、小山直城(Honda)。

【女子】

日本代表

海外の有力選手

  • ティギスト・アセファ(エチオピア):優勝候補の筆頭。自己ベスト2時間11分53秒(2023年9月のベルリンマラソン)は当時の世界記録を、一挙に2分以上も縮めた。2024年パリ五輪銀メダル。今季ベストの2時間15分50秒(4月・ロンドン)は女子だけのレースでの世界記録。
  • ストゥメ・アセファ・ケベデ(エチオピア):自己ベスト2時間15分55秒は2024年3月の東京マラソン優勝時のタイム。今季ベストは2時間16分31秒。
  • ティギスト・ケテマ(エチオピア):自己ベストの2時間16分07秒は初マラソン(2024年1月のドバイマラソン)で記録。初マラソン世界最高タイムだった。
  • ペレス・ジェプチルチル(ケニア):自己ベストは2時間16分16秒。2021年8月の東京五輪・マラソン女子(札幌開催)の金メダリスト。

【男子】

日本代表

  • 吉田祐也(GMOインターネットグループ):エントリー記録&自己ベスト2時間05分16秒(2024年福岡国際)。世界陸上初出場。
  • 近藤亮太(三菱重工):自己ベスト2時間05分39秒(2025年大阪)。マラソン初挑戦となった2月の大阪マラソンで日本人最高の2位。世界陸上初出場。
  • 小山直城(Honda):自己ベスト2時間06分33秒(2024年大阪)。小山は2024年パリ五輪に続いての代表となる。世界陸上は初出場。

海外の有力選手

  • ビクター・キプランガト(ウガンダ):自己ベスト2時間5分9秒。前回の世界選手権優勝者。
  • タデセ・タケレ(エチオピア):自己ベスト2時間3分23秒。今年3月の東京マラソンで優勝
  • デレサ・ゲレタ(エチオピア):自己ベスト2時間03分51秒。東京マラソンで2位
  • ビンセント・ゲティッチ(ケニア):自己ベスト2時間3分13秒。東京マラソンで2年連続2時間4分台(いずれも3位)。

■世界陸上マラソン日本開催の歴史

世界陸上は、日本での開催は今回が3回目。東京での開催は2回目で、1991年以来34年ぶりとなる。

前回東京で開催された1991年大会では、マラソン男子で谷口浩美さんが2時間14分57秒で金メダルを獲得。女子では山下佐知子さんが2時間29分57秒で銀メダルに輝いた。

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小座野容斉 Yosei Kozano

東京都出身 早稲田大学政治経済学部卒。1989年毎日新聞に入社、写真部のカメラマンとして、春・夏の高校野球、プロ野球、ラグビーなどを撮影。デジタルメディア局に異動後は、ニュースサイト編集の傍ら、「K-1」などの格闘技、フィギュアスケート、モータースポーツも撮影してきた。アメリカンフットボールは、個人のライフワークとして、トップリーグの「Xリーグ」を中心に年間約70試合を撮影・取材。2020年2月毎日新聞を退社後は、ウェブ「アメリカンフットボール・マガジン」で約700本の記事を配信した。また、「NFLドラフト候補名鑑」出版にも携わった。日本スポーツプレス協会(AJPS)会員。