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ドジャースの佐々木朗希はプレイオフでのゲームチェンジャーとなるか?

石山修二 Shuji Ishiyama

Hunter Cookston

ドジャースの佐々木朗希はプレイオフでのゲームチェンジャーとなるか? image

ロサンゼルス・ドジャースは、ここ数年でも最も不安を抱えながらポストシーズンに突入していく。ここ数ヶ月、ドジャースのブルペンは大きな問題となっている。この苦境に対処すべく、チームは佐々木朗希をブルペンへと回した。

「(佐々木は)まず第一に、ブルペンに回ることを受け入れなくてはいけなかった。その上で、結果を出さなければならなかった」

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デイブ・ロバーツ監督は、佐々木がAAAでリリーフ役に回った際に語っていた。

「今夜、彼は結果を出した。本当に良かった。次は日曜日だ。そのあとは我々チーム側の決断だ。ポストシーズンでは役割なんてない。全員が重要な戦力だ」

その期待に応え、佐々木はブルペン要員としてメジャー復帰を果たすと、現地25日(水)に即座にリリーフ登板を果たして結果を出した。

「試合前に60日間の故障者リストから復帰した佐々木は、圧巻の投球で三者凡退に切ってとった。99マイル(159キロ)の速球でイルデマロ・バルガスを三振に打ち取るなど、2人の打者を三振に打ち取り、ドジャースの3-1でリードを守って降板した」と米ケーブル局『ESPN』はその日の投球を報じた。

(おかえり、ローキ!)

マウンドを降りた佐々木には、笑顔がうかがわれた。当然のことだろう。試合後、デイブ・ロバーツ監督は、ブルペンから登板した佐々木の変化を認めた。

「ドジャースのデイブ・ロバーツ監督は、ルーキー佐々木朗希が今夜見せた変化と自信に『別人のようだった』と大喜びだった」と、米全国紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール氏は報じた。

佐々木は、ドジャースがプレイオフで勝ち進む上で決定的な違いをもたらす存在になるかもしれない。苦戦を続けるチームにエネルギーをもたらす一人の選手の登場で状況が一変することはよくある話だ。

佐々木は、多くのファンから今シーズンは終わったと言われていたにもかかわらず、復活の兆しを見せている。今シーズンのプレイオフは見どころ満載のエキサイティングなものになりそうだ。

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原文:Dodgers' Dave Roberts makes feelings clear on Roki Sasaki's new bullpen role after electric debut
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Hunter Cookston

Hunter Cookston began his career as a sportswriter for the Marion Tribune, where he covered local high school football, basketball and baseball. His passion for sports started at the age of four when he played his first year of tee ball. Growing up in Tennessee, he developed a deep love for the Tennessee Volunteers and Atlanta Braves. Hunter is currently attending Tennessee Wesleyan University, where he is pursuing a BA in Sports Communications/Management.