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ヤンキースのアーロン・ジャッジがバリー・ボンズ以来となる圧倒的な数字を記録

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

ヤンキースのアーロン・ジャッジがバリー・ボンズ以来となる圧倒的な数字を記録 image

アーロン・ジャッジの優れたバッティングはもはや、現代のメジャーリーグ(MLB)においてバリー・ボンズ(元ジャイアンツほか)くらいしか比較対象がない。

だがどういうわけか、MLBではジャッジの存在は当然のことのように扱われている。ニューヨーク・ヤンキースの長身スラッガーがどんなに驚異的な記録を打ち立てても、それが当たり前に思えるほどジャッジはコンスタントに活躍を続けている。

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そんなジャッジの素晴らしさを端的に示すスタッツが一つある。

ボンズが引退して以来、シーズン通算でOPS+200を達成した打者はたった一人しかいない。OPS+とは、OPS(出塁率+長打率)にパークファクター(球場による影響)などの調整要素を加味し、リーグ平均を100とすることで、異なる条件下の選手を比較できるようにした指標だ。

ボンズ引退後、シーズンOPS+200を記録した唯一の選手、それがジャッジだ。しかもジャッジはこれまでに今季を含めて3シーズンでOPS+200を達成している。

(人々はもう慣れ切ってしまったのかもしれないが、アーロン・ジャッジの攻撃力はとてつもない。ジャッジはバリー・ボンズ以後、OPS+200のシーズンを達成した唯一の選手だ。しかも彼はこの4年間で3度記録している!!)

OPS+200というのは、その打者がリーグ平均より100%優れていることを意味する。言い換えれば、リーグ平均の倍の能力があるということだ。

ジャッジは常にこのリーグ平均を大きく上回り、MLB史上最高の右打者としての地位を確固たるものにしている。

これを当然と思ってはいけない。アーロン・ジャッジのような打者は二度と現れないかもしれない。

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原文:Yankees' Aaron Judge keeps making MLB history not done since Barry Bonds
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。