アーセナルは2025-2026シーズンに向けた夏のプレミアリーグ移籍市場で、イングランドプレミアリーグの中で2番目に多くの資金を投じたクラブとなった。
ミケル・アルテタ監督は大型補強のために2億6700万ポンドを費やし、リバプールだけがそれを上回った。
ビクトル・ギョケレス、ノニ・マドゥエケ、エベレチ・エゼがエミレーツ・スタジアムに加入し、アルテタが長年追い続けてきたマルティン・ズビメンディの獲得も実現させた。
このスペイン代表MFは2024年夏にレアル・ソシエダからリバプールへの移籍を拒否したことで知られているが、アルテタとの話し合いを経てエミレーツ行きを決断した。
スビメンディはノースロンドンでレアル・ソシエダ時代の元同僚ミケル・メリーノと再会しており、2026年にはサン・セバスティアンからさらにもう1人が加わる可能性がある。
スペインの移籍専門サイト「Fichajes.net」によると、アルテタは日本代表の久保建英に4500万ユーロ(約78億円)のオファーを準備しているとされており、久保自身も退団を望んでいるという噂が出ている。
レアル・ソシエダは欧州大会の出場権を逃したことで財政面に打撃を受けており、スター選手の引き留めが難しくなっている。
しかし、最大の問題は久保の契約で、バスク地方のクラブと2029年まで契約を結んでおり、契約解除金は6000万ユーロ(約104億円)に設定されている。
スビメンディの移籍時にソシエダは契約解除金の全額を要求しており、今夏トッテナムのオファーを退けたように、アーセナルに対しても同様のハードルを設定する見込みだ。

久保は昨季、イマノル・アルグアシル監督の下で活躍し、ラ・リーガのシュート機会の創出(114回)、ドリブル成功回数(75回)、プログレッシブキャリー(ボール前身回数:133回)でトップ10に入り、公式戦7得点を記録した。※
その好調は2025-2026シーズンにも続いており、24歳の久保は再びシュート機会の創出でラ・リーガのトップ10(24回)にランクインしている。アルテタが1月にソシエダを交渉の席に着かせるには、さらに条件を引き上げる必要があるかもしれない。
※シュート機会の創出(shot-creating actions)
ドリブル成功回数(successful take-ons)
ボール前身回数(progressive carries)
原文:Arsenal plan Martin Zubimendi reunion with La Liga star
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください
関連記事
- レアル・マドリード、CB補強でグエイが最有力候補に浮上?
- 【コッパ・イタリア】放出候補だったミランFWに安どの一発 「移籍はまったく考えなかった」
- エキティケが語るリバプール移籍の理由 「安定して結果を出せる選手に」
- PSGのデンベレがバロンドール初受賞! スピーチでメッシに感謝の言葉