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【セリエA】ユベントス新星はランパード似? インテル戦英雄に同胞先輩が「未来は彼のもの」

坂東実藍 Miran Bando

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インテルとのダービーマッチでユベントスを勝利に導き、ヴァシリエ・アジッチの株は急騰している。

9月14日(現地13日)のセリエA第3節で、ユーベはインテルにホームで4-3と勝利した。2点リードから一時は逆転されたが、アディショナルタイムのゴールで再逆転。ドラマチックな大一番を制し、3連勝を飾った。

強烈なロングシュートのゴラッソで勝ち点3をもたらした英雄が、弱冠19歳のアジッチだ。モンテネグロの新星に、イタリアサッカー界をよく知る同胞ステファン・ヨベティッチは賛辞を寄せている。

かつてフィオレンティーナやインテルに在籍したヨベティッチは、『Gazzetta dello Sport』紙で、アジッチのゴールに「驚かなかった。練習でああやって決めるのを何度も見たよ」と話した。

「比較は好きじゃない。でも、蹴り方はフランク・ランパードを思い出させるね。アジッチは助走なしに力を込めたシュートを打てるんだ。こういう選手は多くない」

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ヨベティッチはアジッチを「8番と10番の間」と表現。「フィジカル、技術、シュートがあり、飛び出しのタイミングが素晴らしい」と称賛している。

「アジッチはハイレベルなキャリアを過ごせるだろう。未来は彼のものだ」

「二桁得点をあげられるMFだ。でも、今季は5~6得点でも素晴らしい結果だろうね。戦術や守備の面で成長するためにイゴール・トゥドール監督についていかなければいけない」

モンテネグロ代表でFKを蹴るヨベティッチは、「アジッチはもっとうまく蹴る。次の試合からは彼に任せるよ」とも述べた。ただ、まだ若いアジッチだけに「そっとしておこう」とも呼びかけている。

「20歳の青年だ(※実際は19歳)。過剰な重圧を感じずに楽しまなければいけない」

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坂東実藍 Miran Bando

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。